モバイル扇風機は扇子や団扇の進化したモノなのか?
毎年訪れる夏。そして毎年毎年異常気象やら、最高気温更新、熱中症搬送者数などのニュースが夏に放送されるのが甲子園と並び夏の風物詩になってきた感じもします
そんな日本の夏の天気予報の中継で扇子や団扇(うちわ)であおぐ人や、モバイル扇風機を片手に握る人の姿を目にする機会が増えた気がするのは私だけではないはず
モバイル扇風機も扇子も団扇、どれも風を体にあてるといった意味では同じものだが、使い勝手を考えるとモバイル扇風機に軍配が上がると思う
何故モバイル扇風機に軍配が上がるのか意見や考えをまとめていきます
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モバイル扇風機が扇子や団扇より優れているポイント
モバイル扇風機の良いところはズバリ、電動で風を送ってくれるところ!扇子や団扇は人力で動かして風をおこす必要があります
扇子や団扇では、汗っかきの私としてはあおぐという行為自体が運動であり、汗をかくきっかけになってしまいます
暑いから体を冷やしたいのに、体はどんどん熱くなっていってしまいます
しかし、モバイル扇風機なら、電動で風を送ってくれますからあおぐという行為が不要になり、送られてきた風で体を冷やすことができるようになります
更には、扇子や団扇ではあおぐためのストロークが必要ですよね。。強い風をおこそうと思ったら、そりゃ勢いよくブワァっとやりたくなるものですが、
モバイル扇風機ならスイッチひとつで強弱を切り替えられたり、中にはターボモードなるものを搭載したモバイル扇風機もあるようです
あとは扇子や団扇ではやりにくいシャツ内部へと容易に風を送ることができます
例えば、屋外で汗だくになった後、エアコンの効いた室内に入ったときに『はやく汗が引いてほしい』なんてときもモバイル扇風機が活躍します
扇子や団扇に引けを取らないバリエーション
扇子や団扇は、サイズやデザインのバリエーションはたくさんあります。小さなものから大きなもの、涼を感じるイラストやキャラクターのイラストが書かれたもの、企業の宣伝や花火大会会場で配られる団扇などおそらく数え切れないほどの扇子や団扇が世の中に出回っていると思います
しかし、モバイル扇風機はサイズの種類は小さいものがほとんどですが、機能面を考えたら今後 扇子や団扇のバリエーションを超えていくかも?しれません
Amazonや楽天を見てみても、羽なしモバイル扇風機やナイトライトとして使えるような照明がついたものだったり、持ち手の部分が手で握りやすいものや机などに固定できるようにクリップ型になっているものもあります。カバンやジャケットのポケットに入れて持ち運びがしやすいデザイン、首から下げられるものなど多種多様なものが多く見られます
ネットサーフィンしていると結構面白いものがみつかりますから、お時間があればお気に入りの1台を探してみてください♪
また、イラストも持ち手の部分など送風に影響のない箇所であればステッカーや手描きでアレンジを加えることができます。企業の広告をステッカーにして貼ったり、オリジナルの1台をつくることもできます
バリエーションは今後どんどん増えて行くと思いますから、新製品が楽しみです
扇子にしかないもの
モバイル扇風機が便利なのは間違いありません。機能をみても扇子や団扇と比べても優れています。
しかし、やはり日本人にとって扇子や団扇は風以外の何かを我々に与えてくれていると感じませんか?
現代のようにあおぐことが目的ではなく、平安時代には和歌を書くことに使われていました。歴史の教科書にもその姿を写した絵が記載されていたと思います
時代が進むと護身用として鉄扇を携帯していた時代もあります
現代でも能、茶道、舞、落語なども扇子が用いられています。扇子は活躍の場が広く、あおぐだけでなく様々な役割を果たしています
日本の歴史や文化とは切っても切れない関係なのです
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扇子もモバイル扇風機もうまく使いたい
風を体にあてるといった使い方では同じものだが、使い勝手を考えるとモバイル扇風機に軍配が上がります
しかし、扇子は伝統芸能に用いられているように華麗さや、絢爛な様も扇子の魅力
あおぐだけではない楽しみ方を知ることでより扇子は活きて、今後も生きていくものだと思います
モバイル扇風機は確かに便利です
扇子は風をおこすことだけを考えるとモバイル扇風機には劣りますが、モバイル扇風機にはない、日本の歴史や伝統、日本の心がつまったものだと思います
モバイル扇風機に扇子の歴史や伝統を背負わせるのには頼りないですし。。
今後モバイル扇風機と扇子は棲みわけられ、それぞれ残ると思います
団扇は……どうなるんでしょ?ライブ応援団扇がある限り、すぐすぐにはなくならないと思います
モバイル扇風機は送風することに特化したもの
扇子は日本の歴史や伝統、文化とともに進化さて現代に残るもの
モバイル扇風機も便利であるが故に公共の場での利用には周囲への配慮も忘れずに使用することを心がけましょう